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VR360度カメラ比較 Insta360 ONE X2 vs Insta360 ONE R vs Insta360 ONE X vs THETA Z1 vs GoPro MAX vs KanDao QOOCAM 8K

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  Insta360 ONE X2 Insta360 ONE R Insta360 ONE X RICOH THETA Z1 GoPro MAX Kandao QooCam 8K
センサーサイズ 不明 1/2.3 1/2.3 1 非公開 1/1.7
静止画解像度 6080x3040 6080×3040 6080×3040 6720×3360 16.6MP 7680×3840
動画解像度 5760×2880/30fps 5760×2880/30fps 5760×2880/30fps  3840×1920/29.97fps/56Mbps 5.6K/30fps, 24fps 7680×3840/30fps
         
5760×2880/24fps 5760×2880/24fps 5760×2880/24fps 1920×960/29.97fps/16Mbps 3840×1920/120fps
         
5760×2880/25fps 5760×2880/25fps 5760×2880/25fps   200Mbps
         
3840×1920/50fps 3840×1920/50fps 3840×1920/50fps    
         
3840×1920/30fps 3840×1920/30fps 3840×1920/30fps    
         
3008×1504/100fps 3008×1504/100fps 3008×1504/100fps    
         
最大100Mbps 最大100Mbps 最大120Mbps    
静止画記録形式 JPEG, RAW(DNG) JPEG, RAW(DNG) JPEG, RAW(DNG) JPEG, RAW(DNG) JPEG JPEG, RAW(DNG)
動画記録形式 H.264, H.265 H.264, H.265 H.264 H.264 H.264 H.265 H.265
手振れ補正 FlowState 6軸ジャイロスコープ FlowState 6軸ジャイロスコープ FlowState 6軸ジャイロスコープ 3軸手振れ補正 MAX HyperSmooth SuperSteady 6軸ジャイロスコープ
ライブストリーミング 対応 対応 対応 対応 対応 対応
画面 カラータッチパネル サイズ不明 OLED OLED 2インチカラータッチパネル 2.4インチカラータッチパネル
内蔵ストレージ なし なし なし 19GB なし 64GB
MicroSD 最大1TB 最大256GB 最大256GB なし 最大256GB 最大256GB
端子 Type-C Type-C microUSB Type-C Type-C Type-C
Wi-Fi 5G 5G 5G 2.4GHz/5GHz 5GHz/2.4GHz 2.4GHz/5GHz
Bluetooth Ver 4.2 4 4 4.2    
スマホ有線接続 不明 対応 対応 非対応 非対応 対応
バッテリー 1630mAh 着脱式 1190mAh 着脱式 1050mAh 内蔵 着脱式 1600mAh 内蔵3000mAh PD2.0
電池動作時間 80分 70分 60分 静止画:約300枚 非公開 50分
  動画:約60分
内蔵マイク 4ch 360度方向フォーカス、ノイズキャンセル モノラル モノラル 4ch 6ch ノイズキャンセル モノラル+ノイズキャンセル
外部マイク 不明 非対応 非対応 非対応 非対応 対応
防水 10m 5m 5m(防水保護ケース) 非対応 5m(単体) ダイビングケース
     
    30m(潜水ケース)
冷却ファン なし なし なし なし なし 搭載
サイズ(mm) 46.2 x 113 x 29.8 72×48×43 48×115×28 48×132.5×29.7 64×69×24 57×145×33
クロップ撮影 パノラマモード・ステディカムモード モジュール交換 なし なし Heroモード Vlogモード
ISO 100-3200 100-3200 100-3200 ISO80~6400 非公開 100-6400
シャッタースピード 1/8000s-120s 1/8000s-120s 1/8000s-55s 1/25000s~60s 非公開 1/6400s-60s
F値 2 2 2 可変 2.1, 3.5, 5.6 非公開 2
重さ 149g 130.5g 115g 182g 154g 245g
動作温度 -20℃~40℃  -20℃~40℃ 通常バッテリー(0℃~40℃);低温用バッテリー(-20°C~30℃) 0℃~40℃ 非公開 0℃〜35℃
撮影モード 写真モード:標準, HDR, バースト, インターバル, ナイトショット, PureShot, InstaPano Standard photos, HDR photos, Burst, interval photos, Night Shot 写真モード:標準360度写真、タイマー360度写真、HDR 360度写真、インターバル360度写真、RAW 360度写真 静止画:ノイズ低減、DR補正、HDR合成、インターバル撮影、インターバル合成撮影、マルチブラケット撮影、セルフタイマー(2, 5, 10秒)、マイセッティング Reframe、Max SuperView、タイムラプスビデオ、2x スローモーション、TimeWarpビデオ、、Protune、インターバル撮影  スタンダード、セルフタイマー、SuperHDR、タイムラプス、スタンダード、タイムラプス動画、スローモーション、スポーツ
動画モード:標準, HDR, タイムラプス, タイムシフト, バレットタイム, ステディカム Standard video, HDR video, Timelapse mode, TimeShift mode 動画モード:標準360度動画、タイムラプスモード、バレットタイム、HDR動画、Log 360度動画 動画:セルフタイマー(2, 5, 10秒)、マイセッティング
    ライブ配信モード:360度ライブ配信、FreeCast (配信側から見せたい視点を選んで配信するモード)  
    EV値:-3EV~+3EV  
    露出モード:自動、マニュアル、シャッター速度優先、ISO感度優先  
    ホワイトバランス:自動、曇り、太陽光、蛍光灯、白熱電球  
価格(発売時) 55000円 5万5000円 5万3270円 12万8070円 6万1000円 6万7100円

 

 

 

Insta360 ONE Xの正式後継機 "Insta360 ONE X2" 近日登場か

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FCCで複数のドキュメントを確認

アメリカの通信機器認証機関であるFCCに8月24日付でInsta360 ONE X2の名称で新型のカメラの登録が確認できます。2018年10月に発売されたInsta360 ONE Xの正式な後継機と見て間違い無いと思われます。

複数のドキュメントの閲覧が可能ですが、ユーザーマニュアルや実機写真と言った本体の仕様に関わるものは非公開とされています。

また、審査中の段階ですが中国商標網にも申請が確認できます。

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本体画像など

リーク元は不明ですが、複数のウェブサイトで実機画像やマニュアルの一部と見られる画像が確認できました。

 

仕様について

詳しい仕様は明らかになっていませんが、上記のリークなどを通して現時点で確認出来る仕様をONE Xと比較しました。

 

Insta360 ONE X2

Insta360 ONE X

センサーサイズ

不明

1/2.3

静止画解像度

不明

6080×3040

動画解像度

不明

5760×2880/30fps

5760×2880/24fps

5760×2880/25fps

3840×1920/50fps

3840×1920/30fps

3008×1504/100fps

最大120Mbps

静止画記録形式

不明

JPEG, RAW(DNG)

動画記録形式

不明

H.264

手振れ補正

不明

FlowState 6軸ジャイロスコープ

ライブストリーミング

不明

対応

画面

タッチスクリーン

ONE Xより大きめ

OLED

内蔵ストレージ

不明

なし

MicroSD

スロット見当たらず

(見えないだけかも)

最大256GB

端子

Type-C

microUSB

Wi-Fi

不明

5G

Bluetooth Ver

不明

4

スマホ有線接続

 不明

対応

バッテリー

着脱式 1630mAh

(+内蔵バッテリー?)

着脱式 1050mAh

電池動作時間

不明

60

内蔵マイク

あり

モノラル

外部マイク

不明

非対応

防水

不明

5m(防水保護ケース)

30m(潜水ケース)

サイズ(mm)

リーク画像から推定

114.56 × 48mm × 31mm(レンズ含む),21mm(レンズ除く)

114.56 × 48mm × 27.60mm(レンズ含む),18.10mm(レンズ除く)

ISO

不明

100-3200

シャッタースピード

不明

1/8000s-55s

F

不明

2.0

重さ

不明

115g

動作温度

不明

通常バッテリー(0℃~40℃);低温用バッテリー(-20°C~30℃

価格

不明

53270円(発売時)

筐体が若干分厚くなった点以外はONE Xから進化していると考えて良さそうです。

本体が分厚くなることから、バッテリーやストレージの内蔵化、センサー等の大型化やそれに伴う性能・画質向上などの可能性が考えられます。例えば8K動画の撮影に対応した場合、消費電力の増加や保存に必要な帯域の増加に伴ってこれらの変更が為されたと考えることもできます。

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ONE XとONE X2の比較(イメージ)


ONE Rという万能機がラインナップされている中での登場というだけあって、360度の撮影機能に特化した性能が期待されます。競合となっているQooCam 8K等にどこまでスペックで迫れるかが楽しみです。

ONE Xとの互換性

サイズに変更があったという点で気になるのが、ONE X用として発売されたアクセサリー類の使用可否です。サイズは推定ですが、縦横のサイズに変更はなく厚さのみが増している可能性が高いです。よって潜水ケースやドリフトダーツといった厚さに余裕のある設計のアクセサリーはONE Xと同じものが使える可能性も考えられます。とは言え9月23日現在、ONE X用の潜水ケースはセールを行っている他、在庫が枯渇しているアクセサリー類もあり在庫処分感が否めないという感想。アクセサリーの互換に関しては望みが薄めと考えた方が良さそうです。

発売日は?

前例から考えてFCC IDに登録されてから数ヶ月以内には発売されると思われます。今秋中、遅くとも年内には発売されると考えていいでしょう。

 

 

ONE Xの正式後継機 Insta360 ONE X2 近日登場か

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FCCで複数のドキュメントを確認

アメリカの通信機器認証機関であるFCCに8月24日付でInsta360 ONE X2の名称で新型のカメラの登録が確認できます。2018年10月に発売されたInsta360 ONE Xの正式な後継機と見て間違い無いと思われます。

複数のドキュメントの閲覧が可能ですが、ユーザーマニュアルや実機写真と言った本体の仕様に関わるものは非公開とされています。

また、審査中の段階ですが中国商標網にも申請が確認できます。

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本体画像など

リーク元は不明ですが、複数のウェブサイトで実機画像やマニュアルの一部と見られる画像が確認できました。

 

仕様について

詳しい仕様は明らかになっていませんが、上記のリークなどを通して現時点で確認出来る仕様をONE Xと比較しました。

 

Insta360 ONE X2

Insta360 ONE X

センサーサイズ

不明

1/2.3

静止画解像度

不明

6080×3040

動画解像度

不明

5760×2880/30fps

5760×2880/24fps

5760×2880/25fps

3840×1920/50fps

3840×1920/30fps

3008×1504/100fps

最大120Mbps

静止画記録形式

不明

JPEG, RAW(DNG)

動画記録形式

不明

H.264

手振れ補正

不明

FlowState 6軸ジャイロスコープ

ライブストリーミング

不明

対応

画面

タッチスクリーン

ONE Xより大きめ

OLED

内蔵ストレージ

不明

なし

MicroSD

スロット見当たらず

(見えないだけかも)

最大256GB

端子

Type-C

microUSB

Wi-Fi

不明

5G

Bluetooth Ver

不明

4

スマホ有線接続

 不明

対応

バッテリー

着脱式 1630mAh

(+内蔵バッテリー?)

着脱式 1050mAh

電池動作時間

不明

60

内蔵マイク

あり

モノラル

外部マイク

不明

非対応

防水

不明

5m(防水保護ケース)

30m(潜水ケース)

サイズ(mm)

リーク画像から推定

114.56 × 48mm × 31mm(レンズ含む),21mm(レンズ除く)

114.56 × 48mm × 27.60mm(レンズ含む),18.10mm(レンズ除く)

ISO

不明

100-3200

シャッタースピード

不明

1/8000s-55s

F

不明

2.0

重さ

不明

115g

動作温度

不明

通常バッテリー(0℃~40℃);低温用バッテリー(-20°C~30℃

価格

不明

53270円(発売時)

筐体が若干分厚くなった点以外はONE Xから進化していると考えて良さそうです。

本体が分厚くなることから、バッテリーやストレージの内蔵化、センサー等の大型化やそれに伴う性能・画質向上などの可能性が考えられます。例えば8K動画の撮影に対応した場合、消費電力の増加や保存に必要な帯域の増加に伴ってこれらの変更が為されたと考えることもできます。

ONE Rという万能機がラインナップされている中での登場というだけあって、360度の撮影機能に特化した性能が期待されます。競合となっているQooCam 8K等にどこまでスペックで迫れるかが楽しみです。

ONE Xとの互換性

サイズに変更があったという点で気になるのが、ONE X用として発売されたアクセサリー類の使用可否です。サイズは推定ですが、縦横のサイズに変更はなく厚さのみが増している可能性が高いです。よって潜水ケースやドリフトダーツといった厚さに余裕のある設計のアクセサリーはONE Xと同じものが使える可能性も考えられます。とは言え9月23日現在、ONE X用の潜水ケースはセールを行っている他、在庫が枯渇しているアクセサリー類もあり在庫処分感が否めないという感想。アクセサリーの互換に関しては望みが薄めと考えた方が良さそうです。

発売日は?

前例から考えてFCC IDに登録されてから数ヶ月以内には発売されると思われます。今秋中、遅くとも年内には発売されると考えていいでしょう。

 

 

あらゆるアクションカメラにとって代わるInsta360 ONE R登場

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Insta360 ONE R が発表されました。詳しい性能評価については下記の記事たちをご参照いただければと思います。このエントリーでは個人的に気になったことを記しておきます。

リンク集

www.insta360.com

3つのカメラモジュールを使い分ける

発表前の私の予想を裏切り、性能の異なる3つのカメラモジュールが発表されました。4K広角モジュール、360度モジュール、1インチ広角モジュールです。これらの個々の機能については他のサイトをご参照いただきたいのですが、3つのカメラモジュールとディスプレイモジュール、バッテリーモジュールをガッチャンコする事で様々な用途で使い分けられるというわけです。私が当初予測したのは、フロントレンズのようなもので画角を変える機構でした。モジュールごとにセンサーとレンズを搭載したらコストがバカにならないと考えたからです。しかしそこは流石深圳企業といったところでしょうか。価格を抑えつつも複数モジュールの搭載を実現してきました。セット販売のほか、モジュール単体での販売も予定されているとのことで期待が高まります。

防水

予想記事ではONE X 用の防水ケースが使えないから残念だと述べましたが、何と単体で5mの防水を実現してきました。モジュールにより大きな端子が剥き出しになってるので驚きです。また、公式サイトでは防水ケースのようなものも確認できるので、ケースに入れることでこれより高い潜水性能を実現すると言ったところでしょう。

挟んでドローンを消せる

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360度モジュールは2つに割れるような構造になっており、2つのレンズでドローンを挟むように固定することでドローンの上下にレンズが位置し、ドローンを消す撮影が可能になります。これまで、ドローンと360度カメラとの組み合わせではドローンの上に乗せるか下にぶら下げるかでドローンの映り込みを避けることはできませんでした。しかし、この方法なら消える自撮り棒と同じ原理でドローンを消すことが可能なわけです。現時点ではMavic 2Mavic Proに対応しているようです。

VR180度2眼3Dカメラにもなる

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3Dモジュールが告知されてます。2つの4K広角レンズが横に並んで固定されてるモジュールのようです。書き方から察するに基本の3つのモジュールとは独立した別のモジュールなのでしょうか。Insta360 EVO のように180度2眼VRカメラとして機能するようです。

星も撮れる

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公式サイトではStarLapse Modeというものが告知されてます。これが一体どのモジュールで使用可能なのか、発売時から搭載されているのかは不明です。最長シャッタースピードがONE Xの55秒から120秒に伸びていることと関係があるのかもしれません。

また、私自身が書いた記事の中で星を撮るときはレンズを真上に向けることをおすすめしています。ドローンを挟める仕様はこのような固定方法に何か役立つかもしれません。

バレットタイムも撮れる

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モジュールだとぶん回すのは無理かと諦めてましたが、バレットタイムも撮れるみたいです。ハンドル買ってしまった方も安心ですね。

360度カメラとしてはONE X と同性能

 比較表を見ていただければわかるのですが、360度モジュール使用時の性能はONE X とほとんど変わりません。異なる点は、単体での防水対応、最長シャッタースピードが55秒から120秒に伸びた、H.265コーデックに対応した、というあたりでしょうか。180度2眼にも対応しているという点ではむしろEVO に近いかもしれません。ただ、解像度が同じだとしてもH.265への対応を含めてソフト面での処理が強化されています。AIにより暗所での撮影にさらに強くなっています。ONE Xも優秀なカメラですが、ONE Rはそれを凌ぐコストパフォーマンスを実現しています。

GPSスマートリモコンApple Watchが使える

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多くのONE X 用のアクセサリーが使用不可になってしまいますが、GPSスマートリモコン は引き続き使用できるようです。ようやく在庫が潤ってきたので買ったばかりの方も安心ですね。また、リモコンとしてApple Watchも利用できるようです。是非他のカメラ向けにも実装して欲しいものです。

AirPodsと外部マイク

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マイクアダプタ を介して外部マイクを利用できる他、AirPodsのマイクを利用して収録することも可能なようです。Vlogのような映像で声をより鮮明に記録できるということでしょう。手軽に撮影の幅が広げられそうです。

アクセサリー類

ONE X 用のアクセサリーはこちら

GPSスマートリモコン

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ONE X で使用できるリモコン が引き続き利用できます。

マイクアダプタ

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Type-Cを介して3.5mmの外部マイクが利用できます。

大容量バッテリーベース

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通常のバッテリーモジュールのほかに大型のバッテリーベースが存在するようです。底面にはGoProマウントが確認できます。

潜水ケース

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単体で5mの防水性能を実現していますが、ケースに入れることでさらに高い防水性能が加わるようです。具体的な深さについては述べられていませんが、ONE X の潜水ケースにおける30mが一つの目安になるのではないでしょうか。

3Dマウント

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180度2眼での撮影を可能にするモジュールとのことです。360度モジュールを利用するのか、独立した新たなモジュールなのかは明かされていません。

強化レンズ

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360度モジュール用のレンズ保護フィルターと紹介されています。このフィルターの装着によって画角が狭まらないのか心配です。

360度モジュール用潜水ケース

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この潜水ケースの形状はONE X 用と酷似していますね。赤いバッテリーモジュールを使用せず、通常時とは違う形で組み立てられているように見えます。2月発売ですからONE X 用とは互換性はないのでしょう。

縦型バッテリーベース

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ドローンセットにバンドルされているようです。おそらく360度モジュール用潜水ケースの内部に確認できるのもこれと同じものでしょう。

マウントブラケット

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このブラケットを介して様々なアクセサリーの取り付けに対応するようです。

GoProとSONYを喰らうアクションカメラ

ここまで360度モジュールを主眼に見てきましたが、最大の注目ポイントはやはり1インチのセンサーでしょう。4K広角モジュールでGoPro HEROシリーズやOSMO Actionに対抗しつつ、最近のトレンドの前面ディスプレイや外部マイクにもしっかり対応してきました。また、1インチ広角モジュールではより広い画角と4Kを超える画質を実現しています。1インチセンサーのアクションカメラといえばSONY RX0シリーズです。

ShenZhen Arashi Visionの社長は以前、日経XTECHの取材にSONYを超える目標を明かしていましたが、早くもアクションカメラを喰ってかかろうとしているのです。深圳企業の成長スピードはやはり恐ろしい。

GoProと360度カメラの2台を購入したい、という方にとってはツインエディションを買うだけで済むので非常にお得ですね。

ONE X の後継ではない

発表の中で、ONE RがONE X の後継機ではないことが明言されたようです。ONE X の後継機は別で開発中だそうです。QooCam 8Kへの野心が伺えますね。今後も期待が高まります。

技適未取得

本日時点で日本の技適の認証が確認されていません。これまでのInsta360のカメラは技適通過から1ヶ月ほど、発表から1週間ほどで出荷開始されるのが一般的だったため、技適通過していないのは気がかりです。

総務省のデータベースは週1回ほどのペースでまとめて更新されるようになっており、年明けはまだ更新されていないので既に通過している可能性もあります。仮に通過していない場合はそれだけ出荷が遅延する可能性も考えられます。

予約はInsta360 Store

Insta360 GO の発売時は、出荷が大幅に遅れた上、国内の販売店に並んだのは数ヶ月後のことでした。より早く確実に入手したい方はInsta360 Store で予約することをお勧めします。モジュールの組み合わせによってさまざまなエディションを選択できるほか、モジュール単体での購入も可能です。また、早くもAmazonYahoo!ショッピングでは取り扱いが確認されました。Insta360 Store は本社のある深圳から発送3日後には届くので、最速で入手するにはやはりInsta360 Store でしょう。19999円以上の注文では送料無料です。

 

VR360度カメラ比較 Insta360 ONE R vs Insta360 ONE X vs THETA Z1 vs GoPro MAX vs KanDao QOOCAM 8K

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Insta360 ONE Rが正式発表されたのでONE Xや他社フラグシップと比較しておきます。

360度カメラとしての比較なので360モジュール装着時のデータです。

ONE RはONEシリーズですがONE Xの後継ではないらしく、ONE Xの後継は別で開発中とのことです。

 

www.nukemiri.info

 

 

 

 

 

Insta360 ONE R (Dual-lens 360 Edition) 

Insta360 ONE X RICOH THETA Z1

GoPro MAX

Kandao QooCam 8K

センサーサイズ

1/2.3

1/2.3

1

非公開

1/1.7

静止画解像度

6080×3040

6080×3040

6720×3360

16.6MP

7680×3840

動画解像度

5760×2880/30fps

5760×2880/24fps

5760×2880/25fps

3840×1920/50fps

3840×1920/30fps

3008×1504/100fps

最大100Mbps

5760×2880/30fps

5760×2880/24fps

5760×2880/25fps

3840×1920/50fps

3840×1920/30fps

3008×1504/100fps

最大120Mbps

 3840×1920/29.97fps/56Mbps

1920×960/29.97fps/16Mbps

5.6K/30fps, 24fps

7680×3840/30fps

3840×1920/120fps

200Mbps

静止画記録形式

JPEG, RAW(DNG)

JPEG, RAW(DNG)

JPEG, RAW(DNG)

JPEG

JPEG, RAW(DNG)

動画記録形式

H.264, H.265

H.264

H.264

H.264 H.265

H.265

手振れ補正

FlowState 6軸ジャイロスコープ

FlowState 6軸ジャイロスコープ

3軸手振れ補正

MAX HyperSmooth

SuperSteady 6軸ジャイロスコープ

ライブストリーミング

近日対応

対応

対応

対応

対応

画面

カラータッチスクリーン サイズ不明

OLED

OLED

2インチカラータッチパネル

2.4インチカラータッチパネル

内蔵ストレージ

なし

なし

19GB

なし

64GB

MicroSD

最大256GB

最大256GB

なし

最大256GB

最大256GB

端子

Type-C

microUSB

Type-C

Type-C

Type-C

Wi-Fi

5G

5G

2.4GHz/5GHz

5GHz/2.4GHz

2.4GHz/5GHz

Bluetooth Ver

4

4

4.2

 

 

スマホ有線接続

 

対応

非対応

非対応

対応

バッテリー

着脱式 1190mAh

着脱式 1050mAh

内蔵

着脱式 1600mAh

内蔵3000mAh PD2.0

電池動作時間

70分

60分

静止画:約300枚
動画:約60分

非公開

50分

内蔵マイク

 2ch ノイズキャンセリング

モノラル

4ch

6ch ノイズキャンセル

モノラル+ノイズキャンセル

外部マイク

対応

非対応

非対応

非対応

対応

防水

5m

5m(防水保護ケース)

30m(潜水ケース)

非対応

5m(単体)

ダイビングケース

冷却ファン

なし

なし

なし

なし

搭載

サイズ(mm)

72×48×43

48×115×28

48×132.5×29.7

64×69×24

57×145×33

クロップ撮影

モジュール交換

なし

なし

Heroモード

Vlogモード

ISO

100-3200

100-3200

ISO80~6400

非公開

100-6400

シャッタースピード

1/8000s-120s

1/8000s-55s

1/25000s~60s

非公開

1/6400s-60s

F

2.0

2.0

可変 2.1, 3.5, 5.6

非公開

2.0

重さ

130.5g

115g

182g

154g

245g

動作温度

-20°C~40℃

通常バッテリー(0℃~40℃);低温用バッテリー(-20°C~30℃)

0℃~40℃

非公開

0℃〜35℃

撮影モード

Standard photos, HDR photos, Burst, interval photos, Night Shot

Standard video, HDR video, Timelapse mode, TimeShift mode

写真モード:標準360度写真、タイマー360度写真、HDR 360度写真、インターバル360度写真、RAW 360度写真
動画モード:標準360度動画、タイムラプスモード、バレットタイム、HDR動画、Log 360度動画
ライブ配信モード:360度ライブ配信、FreeCast (配信側から見せたい視点を選んで配信するモード)
EV値:-3EV~+3EV
露出モード:自動、マニュアル、シャッター速度優先、ISO感度優先
ホワイトバランス:自動、曇り、太陽光、蛍光灯、白熱電球

静止画:ノイズ低減、DR補正、HDR合成、インターバル撮影、インターバル合成撮影、マルチブラケット撮影、セルフタイマー(2, 5, 10秒)、マイセッティング
動画:セルフタイマー(2, 5, 10秒)、マイセッティング

Reframe、Max SuperView、タイムラプスビデオ、2x スローモーション、TimeWarpビデオ、、Protune、インターバル撮影 

スタンダード、セルフタイマー、SuperHDR、タイムラプス、スタンダード、タイムラプス動画、スローモーション、スポーツ

価格

5万5000円

5万3270円

12万8070円

6万1000円

6万7100円

 

 

www.nukemiri.info

 

 

QooCam 8Kをお得に予約する方法

f:id:nukemiri:20191218034658p:image

12月下旬ごろ発売とされていたQooCam 8Kですがいまだに確かな発売日は明らかにされていません。そんな中、各ECサイトでも予約が展開されています。

このうち、ヤフーショッピングは各種クーポンを利用することで定価より安く予約することが可能となります。

 

5のつく日

毎月5、15、25日は通常の1%に加えて4%がPayPay残高に還元されます。

 

ゾロ目の日

11日、22日に数量限定でお得なクーポンが配布されます。

 

ハッピーアワー

不定期開催で5%還元となります。

 

2019年歳末感謝祭!2019円クーポン券

年末まで2019円引きになります。

 

キャッシュレス還元事業

キャッシュレス決済利用で5%還元

 

この他、Yahoo!プレミアム会員なら+4%還元、softbankまたはワイモバイル利用者で有料特典を申し込んでいる方はさらに+5%還元となります。

 

最大で1万円近くお得に買うことができます。予約を検討している方は是非ヤフーショッピングへ!

 

 

VR360度カメラ比較 THETA Z1 vs insta360 ONE X vs GoPro MAX vs KanDao QOOCAM 8K

f:id:nukemiri:20191120093800j:plain


 

 

  RICOH THETA Z1 Insta360 ONE X

GoPro MAX

Kandao QooCam 8K

センサーサイズ

1

1/2.3

非公開

1/1.7

静止画解像度

6720×3360

6080×3040

16.6MP

7680×3840

動画解像度

 3840×1920/29.97fps/56Mbps

1920×960/29.97fps/16Mbps

5760×2880/30fps

5760×2880/24fps

5760×2880/25fps

3840×1920/50fps

3840×1920/30fps

3008×1504/100fps

最大120Mbps

5.6K/30fps, 24fps

7680×3840/30fps

3840×1920/120fps

200Mbps

静止画記録形式

JPEG, RAW(DNG)

JPEG, RAW(DNG)

JPEG

JPEG, RAW(DNG)

動画記録形式

H.264

H.264

H.264 H.265

H.265

手振れ補正

3軸手振れ補正

FlowState 6軸ジャイロスコープ

MAX HyperSmooth

SuperSteady 6軸ジャイロスコープ

ライブストリーミング

対応

対応

対応

対応

画面

OLED

OLED

2インチカラータッチパネル

2.4インチカラータッチパネル

内蔵ストレージ

19GB

なし

なし

64GB

MicroSD

なし

最大256GB

最大256GB

最大256GB

端子

Type-C

microUSB

Type-C

Type-C

Wi-Fi

2.4GHz/5GHz

5G

5GHz/2.4GHz

2.4GHz/5GHz

Bluetooth Ver

4.2

4

   

スマホ有線接続

非対応

対応

非対応

対応

バッテリー

内蔵

着脱式 1050mAh

着脱式 1600mAh

内蔵3000mAh PD2.0

電池動作時間

静止画:約300枚
動画:約60分

60分

非公開

50分

内蔵マイク

4ch

モノラル

6ch ノイズキャンセル

モノラル+ノイズキャンセル

外部マイク

非対応

非対応

非対応

対応

防水

非対応

5m(防水保護ケース)

30m(潜水ケース)

5m(単体)

ダイビングケース

冷却ファン

なし

なし

なし

搭載

サイズ(mm)

48×132.5×29.7

48×115×28

64×69×24

57×145×33

クロップ撮影

なし

なし

Heroモード

Vlogモード

ISO

ISO80~6400

100-3200

非公開

100-6400

シャッタースピード

1/25000s~60s

1/8000s-55s

非公開

1/6400s-60s

F

可変 2.1, 3.5, 5.6

2.0

非公開

2.0

重さ

182g

115g

154g

245g

動作温度

0℃~40℃

通常バッテリー(0℃~40℃);低温用バッテリー(-20°C~30℃)

非公開

0℃〜35℃

撮影モード

静止画:ノイズ低減、DR補正、HDR合成、インターバル撮影、インターバル合成撮影、マルチブラケット撮影、セルフタイマー(2, 5, 10秒)、マイセッティング
動画:セルフタイマー(2, 5, 10秒)、マイセッティング

写真モード:標準360度写真、タイマー360度写真、HDR 360度写真、インターバル360度写真、RAW 360度写真
動画モード:標準360度動画、タイムラプスモード、バレットタイム、HDR動画、Log 360度動画
ライブ配信モード:360度ライブ配信、FreeCast (配信側から見せたい視点を選んで配信するモード)
EV値:-3EV~+3EV
露出モード:自動、マニュアル、シャッター速度優先、ISO感度優先
ホワイトバランス:自動、曇り、太陽光、蛍光灯、白熱電球

Reframe、Max SuperView、タイムラプスビデオ、2x スローモーション、TimeWarpビデオ、、Protune、インターバル撮影 

スタンダード、セルフタイマー、SuperHDR、タイムラプス、スタンダード、タイムラプス動画、スローモーション、スポーツ

価格

12万8070円

5万3270円

6万1000円

6万7100円

 

insta360 ONE X GPSリモコン・ドリフトダーツ販売再開か?

f:id:nukemiri:20191120093329p:image

長らく在庫切れとなっていたinsta360 ONE X用のGPSリモコンとドリフトダーツがAliexpressに手取り扱われています。

 

ja.aliexpress.com

 

ja.aliexpress.com

 

依然として公式ストアや日本国内の販売店では在庫切れの状態が続いています。すぐに入手したい方はAliexpressで購入すればいいかもしれません。

 

 

www.nukemiri.info

 

THETA SC・insta360 ONE Xでの360度撮影・編集に役立ちそうなソフト・サイト集

 

Adobe Premiere Pro・After Effects

www.adobe.com

高機能さで選ぶなら一択です。以下のプラグインと組み合わせて大概の編集はこのソフトだけでこなせます。要求されるハードウェア性能が高い点がデメリットです。

GoPro VR Plugins

https://jp.gopro.com/help/articles/block/fusion-2-0-beta-update-for-your-gopro-fusion

 

jp.cyberlink.com

ビューデザイナーという切り出し機能が非常に使いやすいです。解像度や動画品質に関する設定項目がやや少なく、自由度が低いです。

 

Davinci resolve 16

www.blackmagicdesign.com

高機能な動画編集ソフトでVRの編集もできます。無料で使用できるライセンスでは4K相当までしか使えません。

 

TMPGEnc Video Mastering Works 7

tmpgenc.pegasys-inc.com

VR360の編集に対応しているそうですが詳細は不明です。軽く調べましたが特に記事もヒットしません。

 

Final Cut Pro X

www.apple.com

Macユーザーの方はこちらの選択肢もありますね。

 

GIMP

forest.watch.impress.co.jp

360度画像を加工できます。

 

ステレオフォトメーカー

stereo.jpn.org

以前少し触れましたが、全天球画像の一括変換に対応しています。THETAの公式ソフトは一括の天頂補正に対応していませんので、複数の画像を天頂補正したい場合はこのソフトを使用すると良さそうです。シングル画像として読み込む必要があります。

 

SIZIMA SOFT

sizima.com

 

Eqtant free

sizima.com

エクイレクタングラーからドームマスターへ変換できるソフトです。解像度に制限があるため、Cube2DMの使用をお勧めしますが、注目すべきはバーチャルドームシアター機能です。半球に架空の客席をレンダリングし、目隠しすることができます。円周魚眼レンズでの撮影などに利用できそうです。

 

SAYA360

sizima.com

以前も紹介しましたが、360度画像をペーパークラフトに変換できます。 

 

Beanstalk

sizima.com

 3Dフラクタルを描画できるソフトだそうです。

 

ティムの部屋

スカイドームスクリプト

こちらも以前軽く触れましたが、AviUtl用のスクリプトです。

 

T.Nomoto

t.nomoto.org

Cube2DMの他にも利用できそうなものがあるので一度目を通しておくと良さそうです。

 

Cube2DM

t.nomoto.org

 

ドーム射影変換フィルタ for AviUtl

t.nomoto.org

 

 360 Panorama Analyzer/Stabilizer

t.nomoto.org

 

All Sky Hipp2+GAIA

t.nomoto.org

 

insta360 Studio

www.insta360.com

 

exifcutter

https://www.ekesete.net/log/?p=7132

 THETAで撮影した画像を編集後、天頂のデータを移植することのできるソフト。

 

エクイレクタングラーにメタデータを埋め込めるソフト

panoramaphotographer.com

ishino-yu.com

 

Spatial Media Metadata Injector

動画にVRのメタデータを埋め込むソフトです。

 

アマテラスドームプレーヤー

www.orihalcon.co.jp

ドーム投影用のソフトです。

 

同サイトのページで360度映像についてわかりますくまとめられてました

www.orihalcon.co.jp

 

PTGui

www.ptgui.com

スティッチ合成用のソフトです。

解説

www.entapano.com

 

easypano

https://www.easypano.com/jp/https://www.easypano.com/jp/

スティッチ合成ソフトです。

 

インタニヤ

products.entaniya.co.jp

 VR関連の機材を販売してるメーカー

 

デジタルホビー

www.digitalhobby.biz

こちらもVR関連の機材を販売されているようです。

 

マンフロット

www.manfrotto.com

上に同じく

 

kakoさんのソフト

小ネタといいつつ使えそうなソフトを制作されています。

kako.com

www.kako.com

www.kako.com

 

ちいでんフォーラム

forum.chiiden.com

VRパノラマコンテンツ制作に関するフォーラムです。

 

HeliocentrismVR

https://menonon.itch.io/heliocentrismvr

星空を固定して地面を回転させるソフトのサンプルです。今後汎用的になるかもしれません。 

 

 閲覧や印刷などに関するソフトウェア

以下の記事を参照

www.nukemiri.info

 

 

www.youtube.com

 

 

 

THETA SCを改造して容量を拡張する

RICOH THETAシリーズの弱点の一つは内蔵容量が極端に少ない点です。ハイエンドモデルとされてるTHETA Z1ですら19GBであり、動画撮影の場合は特に大きな障害となります。

実は一部のモデルでは内部ストレージとしてmicroSDカードが使用されており、簡単に換装することができます。

 

 

注意

当然ですが、分解改造を行うことで公式のサポートは受けられなくなるものと考えてください。もし壊れて使用できなくなっても当サイトは一切の責任を負いません。この後に書かれていることを実行する場合はくれぐれも自己責任でお願いいたします

 

換装可能な機種

THETA V以降ではストレージが基盤直付けのフラッシュに変更されています。換装可能なモデルは初代THETA、THETA m15、THETA S、 THETA SCとなります。

筆者が所有しているのはTHETA SCですので、今回はSCの換装手順になります。他の機種は分解したことがないので分かりませんが、構造が異なるようです。

参考に他機種の換装について言及している記事をいくつか載せておきます。

fr.ifixit.com

itachinx.hatenablog.com

kako.com

www.360images.fr

www.fictiv.com

 

必要なもの

  • ドライバー
  • ピック(こじ開け具)
  • microSDカード(32GB以下)

今回はトルクスのような特殊なドライバーは必要ありません。小さめのプラスドライバーだけあれば分解できます。頻繁に精密機械の分解をする方は、以下のドライバーセットがオススメです。ピックや吸盤など、分解に必要な道具が大体揃っています。

 

 

換装の手順

1.まず、底面のラベルを剥がします。まあまあ強めに粘着されてます。

f:id:nukemiri:20191020041115j:image

 

2.4つあるネジのうち、画像の赤丸の2つを外します。

f:id:nukemiri:20191020041127j:image

 

3.ボタンがない面を上にして、ピックを使ってこじ開けていきます。下の赤丸の部分からピックを挿入するとこじ開け安いです。

f:id:nukemiri:20191020041149p:image

f:id:nukemiri:20191020052859p:image

 

4.カバーを外すと基板が出てきます。画像右側のバッテリーを外します。右方向に押し込みながら手前に引くと外れます。裏側でテープで接着されてますがベリベリと剥がします。

f:id:nukemiri:20191020041215j:image

 

5.画像中央の赤枠の絶縁テープと、右のクッションを取ります。ピンセットを使うと取りやすいです。組み立てるときにまた使うので粘着力を失わないように保存しておきます。

f:id:nukemiri:20191020041253p:image

 

6.赤丸のネジを全て外します。

f:id:nukemiri:20191020041317j:image

 

7.赤枠の部分が一体となっているので外します。

f:id:nukemiri:20191020041327p:image

 

8.microSDカードが出てきました。画像左方向にカチッと押し込むと取れます。

f:id:nukemiri:20191020041341j:image

 

9.入っていたmicroSDはsandiskの高耐久タイプでした(画像下)。交換用のmicroSDは必ず32GB以下のものにしてください。交換する前にFAT32でフォーマットしてください。

f:id:nukemiri:20191020041411j:image

 

10.microSDを交換して逆の手順で組み立てていきます。念のため、バッテリーを取り付けた段階で電源を入れて動作確認をしてみるといいでしょう。ネジのつけ忘れにご注意を。

 

ビフォーアフター

 

f:id:nukemiri:20191020053520j:plain

換装前は空の状態で画像1593枚、動画1時間5分の記録が可能

 

f:id:nukemiri:20191020053613j:plain

換装後は画像6424枚、動画4時間25分の記録が可能に

 

容量について

f:id:nukemiri:20191020041635j:image

128GBのmicroSDXCにも交換してみたのですが、エラーを吐いてうまく動作しませんでした。フォーマットの問題かと思い、フォーマッターを使用してFAT32にフォーマットしてみたのですが解決せず。どうやらハードがmicroSDXCには互換性がないようです。HC(32GB以下)を選ぶようにしてください。

 

f:id:nukemiri:20191020053128p:plain

エラー時はピピピピピと音が鳴りながらボタン上のランプが赤く点滅する

 

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エラー時は空の状態でも撮影可能枚数が10枚となっている

 

速度について

f:id:nukemiri:20191020041529p:image

microSDの読み書き速度が向上すれば撮影データをPCに転送する際の速度も改善すると思い、公称速度が速いものを選んでみました。しかし、THETAに挿入してテストしたところ転送速度に大きな改善は見られませんでした。むしろ少し遅くなっていたほどです。他のパーツがボトルネックとなっているのでしょう。microSDを選ぶ際、特に速度を気にする必要は無さそうです。

 

 

高耐久microSDについて

www.suntech-corp.jp

今回、中には高耐久microSDが入っていました。簡単に言うとこの高耐久microSDは、読み書き速度が大きく落ちる代わりに寿命が長くなると言うものです。ドライブレコーダー等でよく使われるものです。交換を前提としていないTHETAにはぴったりと言うわけです。

筆者は一応Samsung製の高耐久microSDを用意しました。そんなに値段が高いわけでもなく、撮影中に壊れたりしても困るので。

しかし、ご覧のように簡単に交換可能なものですので無理に高耐久を選ぶ必要はありません。モデルによっては元々入ってるmicroSDが通常のものということもあるようです。

 

最後に

 microSDを選ぶときに思ったのですが、最近はmicroSDが非常に安く購入できるようになりました。同モデルでも8GBのものと32GBのものとの価格差はせいぜい500円程度です。正直この500円をケチったRICOHが何を考えているのかがわかりません。そもそも大した防水性能も無いのにmicroSDを着脱可能な仕様にしなかったのは何故でしょうか。外部から抜き差しできる構造にするのはそんなに難しいことでは無いと思います。

 V以降ではオンボードフラッシュに変更されました。まあこの点は動画の4K記録を行う上で必要な変更だったと捉えることができます。しかし19GBはあまりに少なすぎます。

 他社製品であるinsta360 ONE Xは、V30規格であれば5.7Kの高画質映像をmicroSDに記録することができます。筆者は512GBのmicroSDXCで約11時間の連続撮影にも成功しました。この辺りでTHETAは他社製品に大きく劣っているとされて仕方ないと思います。

 

 先日、THETAが宇宙ステーションに打ち上げられ撮影にも成功したと言うニュースがありました。この宇宙THETA、基板はTHETA Sと同じもので、民生品でも高品質という点をアピールしたいのがよく分かります。しかし、engadgetに気になる記述が。「ストレージとなる内蔵メモリを商用品の8GBから32GBに増強」と書いてあります。思わず、「増強ってmicroSD交換してるだけやろ(笑)」と突っ込みたくなります。それができるならなぜ市場向けのものも32GBにしないんでしょうね。まあ、上位機種の優位性を守るためといったところでしょうか。

 正直10万払って19GBのZ1は論外と言わざるを得ません。以前iPhone SEがマイナーチェンジで容量2倍になったということもありました。今からでも遅く無いので容量強化はマストだと思います。

 関係機関への登録によりTHETAの新モデルの登場が噂されています。新モデルでこの辺りがどう改善されているのかが楽しみです。

insta360 ONE Ⅹ用アクセサリー・周辺機器

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insta360 ONE Xで役に立ちそうなアクセサリーをまとめておきます。

 

 

 

オフィシャル商品

 

Dive Case/潜水ケース

水深30mまでの潜水に対応したケースです。本体だけでの防水性能は皆無ですので水辺で使う予定がある方は購入をお勧めします。見ての通り本体に比べてケース自体が大きくなっているので、底面部分ががっつり映像に映り込んでしまいます。レンズとケースの間に空間があるので、水面がくっきり映ります。底には1/4インチのねじ穴がついています。

 

Venture Case/防水保護ケース

水上スポーツ用のケースと位置づけられています。上記の潜水ケースの下位互換に思われがちですが一応棲み分けがあるようです。

防水ケースの方が耐水性能は低く、水深5mまでとなりますが、そもそも水中で長時間の使用を想定されたものではないようです。実は一度モデルチェンジされており、初代型は耐水性に致命的な問題があったそうです。現行品では改善された一方、重さが致命的で自撮り棒と組み合わせると使用感が劣悪とのレビューがありました。

潜水ケースに比べて下部の映り込みが少ない点に加え、水中用の潜水ケースとはスティッチのアルゴリズムが異なります。また、密閉性の違いで熱の持ち方が違うと言う話もあります。insta360は熱が溜まるとすぐフリーズしてしまうのでこの辺りは注意が必要です。

水滴が付く程度の運用であれば防水ケース、がっつり水につける場合は潜水ケースという選び方でよろしいと思います。

 

自撮り棒

0

所謂消える自撮り棒と言われるものです。スティッチのアルゴリズムにより自撮り棒は映り込みません。同等の効果が得られる製品は数多ありますが、確実に消えるので購入をオススメします。

 

炭素繊維自撮り棒

0

上記自撮り棒の軽量版です。数百円の差なので好きな方を選べばいいと思います。

 

3m自撮り棒

3mの自撮り棒です。Flowstateによる強力な3軸のブレ補正を最大限に活用して、ドローンのような滑らかな映像が撮影できます。

 

バレットタイムハンドル

自撮り棒と組み合わせることでバレットタイムという撮影を行うことができます。カメラ本体の付属品としてバレットタイム用のヒモがついてますが、回転が安定しないのでバレットタイムを頻繁に撮る方は購入をオススメします。

現行品の場合、ハンドル部分はミニ三脚にもなります。上部に自撮り棒をつけることで、自立する自撮り棒として使用することもできます。

 

アウトドア三脚

0

所謂ミニ三脚というやつです。費用対効果的にはバレットタイム撮影キットを購入した方が良いのでは。

 

バッテリー

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本体に付属しているバッテリーと同じものです。3.8V/1200mAhで、1つで約1時間駆動ですので必要に応じて購入しましょう。

 

寒冷地バッテリー

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動作温度が-20度から40度のバッテリーです。通常のバッテリーは-10度から40度で動作温度以外のスペックは同じとのことなので完全に上位互換となります。氷点下で撮影する場合は購入しておくと良いでしょう。

最近通常のバッテリーの販売が終了しているところをよく見るので、もしかしたら全て寒冷地用に置き換えられているのかも?

 

バッテリーチャージャー

0

サード製でより優れて安い製品があるのでそちらをオススメします。

 

GPSスマートリモコン

0

基本的にビデオ撮影の際は、スマートフォンで撮影開始さえすれば切断してもそのまま撮影されます。しかし位置情報を記録するオプションを有効にして撮影する場合は、スマートフォンを接続し、アプリを起動したままにしなければなりません。その問題を解決するのがこのリモコンです。GPSを内蔵しているため、リモコンを接続して撮影することでスマートフォンなしでも位置情報を記録することができます。

こうして撮影したGPS付きの動画は軌跡つきの動画として編集することもできます。

静止画を撮る場合も位置情報が付加されます。スマホの画面を注視してる状態で写ってしまうとなんかダサいのでノールックでシャッターを押せるだけでも役に立つのでは。

執筆時点では在庫切れが続いており、入荷も未定です。

 

ドリフトダーツ

0

 
 

ダーツ状のマウントに固定し、投げて映像を撮ることができます。これもFlowstateの強力なブレ補正により実現しています。正直どこまで綺麗に写るのか、本当に壊れないのかが未知数なので尻込みしてしまいます。こちらも在庫切れが続いており、作例も少ないので心配です。落下地点に石とかあったらレンズ瞬殺だよなぁ…

 

レンズ保護カバー

0

読んで字の如くです。

 

アダプターケーブル

0

各種スマートフォンと有線接続するためのケーブルです。以前は本体に同梱されていたのですが、いつからか同梱されなくなっているようです。電波が使えない状況・無線接続が厳しい状況での撮影が想定される場合は購入しましょう。

drive.google.com

各種セット

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今のとこあるのは

のセットです。該当する撮影が想定される方は購入してみては。個々のパーツ自体は広く出回っているものがほとんどなので個別に買い集めれば安く済む気もします。

 

互換品・サード製

 

自撮り棒

公式品の自撮り棒よりも細ければ映り込みません。先端部分が意外と大きくて映り込んでしまうものが多いです。ほとんどの製品は振り回すことなど想定されてないと思うのでバレットタイムをする場合は公式品の使用を推奨します。

 

3m自撮り棒

関連画像

公式品よりもだいぶ安く売られています。公式品を使用したことがないので比較できませんが結構撓ります。釣竿みたいな感じです。

 

ミニ三脚

安いものがたくさんあります。バレットタイムキット買った方がいいんじゃないかなぁ。

 

バッテリー

額面では公式品と同等性能の互換品が安く出回っています。正直あんまり差は感じないですけど正確にはわからないです。気にしない方にはお勧めします。

 

充電ボックス

いくつかタイプがあるのですが、蓋付きのものはかなり便利です。3つ同時に充電できる点、コンパクトな点、蓋付きで鞄の中などでも安心して充電できる点で公式品よりも優れているのではないでしょうか。

 

Bluetoothリモコン

 

 

レンズ保護カバー 硬質タイプ

「insta360 lens protector」の画像検索結果

プラスチック製のレンズ保護カバーです。緩めの爪で開閉が楽ですが、鞄の中に放り込むといつの間にか外れているということが多いので注意が必要です。他のタイプと状況によって使い分けましょう。

 

ラバー製保護カバー

筐体保護カバーとレンズ・OLED保護カバーの2つで構成されます。筐体保護カバーは他のアクセサリーと干渉してしまうことが多々あるので外してしまうことが多いです。レンズ・OLED保護カバーは、かなりキツめに設計されてるので保護性能は高いですが着脱がかなり面倒です。

 

1/4-GoProマウント

底面の1/4ネジ穴を利用して所謂GoProマウントを使用するためのものです。こういう製品自体はかなり一般的ですが、土台部分が小さいものを選ばないと写り込んでしまいます。以前別の記事でいくつかのタイプを比較しましたが、土台部分が丸いものが1番適してるという結果でした。消える自撮り棒の先端部分よりも土台が小さなものを選べば問題ないでしょう。

 

専用フレーム

こちらもGoProマウントを利用するための製品ですが、1/4ネジを使わずに済みます。自撮り棒で振り回すうちにネジ穴がバカになってしまう…と心配な方は使用してみては。

バッテリー着脱用の穴が空いてるタイプや、マウントが側面についているタイプなどがあります。

 

保管ケース

本体や公式アクセサリーを保管できるケースです。象られたウレタンでホールドして安全に保存できます。結構無駄なスペースが多いので持ち運びには向きませんね。あとドリフトダーツや防水ケースなどの後発のアクセサリーを収納するスペースが用意されていません。

 

小型ケース

本体と数個のバッテリーを収納できます。上記に比べてコンパクトなので持ち運ぶにはこちらの方がいいかもしれません。

 

自撮り棒用スマートフォンアダプタ

 
 

公式自撮り棒などにスマートフォンを装着できるアダプタです。手元で確認しながら撮影するのに便利です。

 

専用スタンド

差し込むだけで平面に安定しておけるようになります。ネジ穴とか使わなくていいのが楽です。テーブルでパーティ風景を撮影するのにいかがでしょう。

 

L字ケーブル

本体にも短いものが同梱されてますが、長めのものも買っておくといいでしょう。驚くことに、「バッテリー駆動での撮影中にケーブルを装着して給電→バッテリーを外す」という使い方をしても滞りなく撮影が続くような仕様になっています。逆も可能ですので、撮影しながらのバッテリー交換というのもできます。長時間の撮影をする際など、利用してみてはどうでしょう。環境によってはバッテリーが十分でも熱で落ちてしまうということもあるのでご注意。

 

カウンターウェイト

www.aliexpress.com

直接関係のあるものではないのですが、ミニ三脚と自撮り棒を組み合わせて使う時などにその間に挟んでおけば重心が下がって安定します。三脚の対荷重にはお気をつけて。

 

ライトスタンド

 

ストラップ

 

その他、数多くのカメラ用マウントやGoProマウントを使用できます。GoProマウントは色々と面白いものが多いのでいつかまとめて記事にしたいと思っていますのでお楽しみに。何か他にinsta360 ONE Xで使えそうなものがあったら教えてください!

 

以下のサイトでは、製品化されていないような変わったマウントやパーツの3D CADデータが数多く公開されています。探してみれば面白いものがあるかもしれません。

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THETAやinsta360 ONE Xに最適な三脚を選ぶ 360度カメラ用三脚比較

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 360度カメラで写真や動画を撮る上で重要となるのが三脚選びです。ほとんどの360度カメラには1/4インチのネジ穴がついていて、三脚や自撮り棒を使用することができます。普通のカメラ用の三脚を使用しても問題なく固定することはできますが、下方向まで撮影することに配慮した設計にはなっていないため、運台や脚が大きく写り込んでしまうこととなります。そこで今回は、3種類の三脚における写りこみを比較します。360度カメラ用に三脚を新調する方は参考にしてください。

 

 

1.通常のカメラ三脚

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 一般的なカメラ三脚です。上部には3WAY運台がついています。非常に安定性がありますが、下部の大きな写りこみは避けられません。必要に応じて自撮り棒などで高さを稼ぐこともできそうです。

 

 

 

2.自立自撮り棒・自立一脚

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 360度カメラ用三脚として売られているものはこのタイプが多いと思います。自撮り棒の下に小さな足がついており、持ち運びに優れています。運台がないため下部の映り込みはほとんどありません。安定感は皆無で、足場の悪いところや風の強いところでの使用は難しそうです。また、高さが稼げないため、目線より高いところに固定して撮影するのも難しいです。

 

 

 

3.ライトスタンド

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 筆者が日ごろ使用しているのはこのタイプです。一般的にはライトスタンドや、背景の幕を固定するために使用されていますが、360度カメラとの相性がとてもいいです。運台がないため、下部の写りこみがないことに加えて、脚が大きいため安定性が非常に高いです。また、伸長が2mを超えるものも多く、高い視点からの撮影にも使用できます。

 

 

 

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